甲殻類
標本の名前をクリックするとその写真と若干のコメントがあります。
コメントはまだ全部ではないですが。拡大写真は容量の関係でやめときます。
アサヒガニ
左が雄で右が雌です。雄は少し色あせてますが(これが模型の一番の悩み)、模型を作り始めたきっかけの蟹です。屋久島に行ったときも、「これを食べにここまで来たんだ」と民宿のおばさんに言ったら、出してくれました。最近は輸入ものがスパイナークラブとかの名前で出ています。東京の博物館にも海洋堂製作のこれがあります。
短尾類
ズワイガニ、セイコガニ、紅ズワイガニ
左が雄、右が雌、大きさは雌が半分くらい。形の上では裏を見ればもちろん判定できますが、ハサミが小さいところ。ベニズワイガニは味が落ちるというのが普通に言われることだが、これにはこれのいい味があるので、しばらくズワイガニを食べるとこっちが欲しくなる。殻はズワイよりキャシャでのっぺりしている。ベニズワイガニの雌は見たことないが、区別つかないのかな?
タカアシガニ
タカアシガニは伊豆の戸田まで買いに行きました。模型にするので一番小さいものを選んでも五千円。ハサミの手が小さいのは若い印らしい。味は水っぽくイマイチというのがよく言われることだが、生きがよいのでとても美味かった。普通にゆでないで蒸さないで少しの水でゆでるのがコツと料理屋のおばさんに教えてもらった。
ワタリガニ、ノコギリガザミ、平爪ガニ、二星石蟹
泳ぐための脚を持っているカニたち。ワタリガ二にもいろいろ種類がありますね。タイワンワタリガニの生はとても綺麗な青い色をしてますから、つい買ってしまいます。
ノコギリガザミは沖縄で購入、3,000円位しました。量も味もそれだけの価値はあると思えます。
ヒラツメガニはマルガニとかで、味噌汁にと売っています。
フタホシイシガニは沢蟹と同様にカラアゲですね。
毛蟹、栗蟹
味も違いますが、頭の形が違います、よく見るとハサミの色も違います。頭の形はクリガニの方がかっこいいですよね。
藻屑ガニ
シャンハイガニとよく似ています。伊豆にこの蟹の料理が有名なところがあります。行ってきました。鍋からカラアゲから、一番は生きたまま擂って汁にしたものかな、黄色の油が味わい深い。
銀杏蟹
あまり美味そうに見えないですが、とにかく形が珍しいので買いました。味も大きい割には割安。ヨーロッパイチョウガニとアメリカのダンジネスクラブの見分け方は頭の九つ目の爪がとがっているのがダンジネスクラブ、だからこいつはヨーロッパイチョウガニ。
岩蟹
海で捕まえて家で飼っていた蟹が脱皮したものをもらいました。脱皮したやつが苦労がなくていいが、普通見かけないのは、すぐに食べたれてしまうのだろうなあ。
異尾類
鱈場ガニ、アブラガニ、花咲ガニ
花咲ガニは色でもう簡単に区別できますが、タラバガニとアブラガニはよく見ないと。まず、甲羅のカッコが違う、アブラガニは変な五角形です。甲羅の真ん中の棘でしっかり区別できる。アブラガニは脚の付け根辺りの色が青っぽいのがまた違う。味は値段の違いそのもの。寒流系は右のハサミが大きいのです(北半球は右利きが多い?)。
あとこのての仲間で欲しいのはイバラガニだ。
ヤシガニ
挟み脚がひとつないんです!沖縄まで行って買ってきたのに。こいつだけは白いプラスチックケースに入って売ってますので、慎重に調べるのを忘れました。生のうちは脚が青い色です。味はいわゆるフルーティってやつ。美味い。ミソもGood!形もやはりヤドカリです。暖かいほうだから右を自切したのだろうか?
ヤドカリ
貝とセットですから、綺麗な標本になります。寒いほうですからハサミは右がおおきい。
長尾類
伊勢海老、オーストラリアイセエビ
伊勢でなく磯がなまったとか、伊豆の国民休暇村の前の店ででラーメンからコロッケからしっかり食べました。伊勢海老と外国ものではどこが違うとか、ここが違うとかあります。ギーギーと鳴く生を手に入れて「アイスピックで頭の後ろを刺して絞めるように」と言われたのを失敗したら、刺身にしても身が動くんですよね。
オマール海老
手の大きさが違うでしょう?しかも右左も逆です。寒流系と暖流系だと思われます。大きいほうはクラッシャーで砕き用、小さいほうはピンサーとかでつまみ用らしい。フランス語「オマール」はハンマーの意味という。なるほど。
アカザエビ
伊豆でテナガエビが食べれると聞いて、食べに行きましたが、宿で出たのは地元産のものではなくニュージーランド産アカザエビだ、と教えてくれたのは地元の魚屋さんでした。なかなかいい格好です。エビは眼が乾燥して縮こまっていますので、模型にはイマイチなんですよね。
(大葉)団扇海老
最近のスーパーは偶然こんなものが入ることがあるようです。不思議がって普通はだれも買わないのじゃかいかと思うのですが。西日本のほうのスーパーにはこういうやつが並ぶんだろうな。うらやましい。大葉団扇エビは団扇エビと甲羅の切れ込みが少し違う。アサヒガニのような食感だったように覚えている。
車海老、大正海老、猿蝦(赤車蝦)、輸入エビ
根鰓亜目、額角が短い、第一から第三脚までがはさみ。 車海老の新鮮なやつは尾の色が美しい青です。ブラックタイガーとかバナナエビとか養殖外国ものがいっぱいあります。エビはカニと違って短期間で大きくなるので養殖にあっているらしい。
アルゼンチンアカエビ(管髭蝦)
管髭(くだひげ)蝦。第一触覚に毛が生えて上下二本が管になっている。
富山蝦、モロトゲアカエビ、甘蝦、スポッティッドブラウン
抱卵亜目、タラバエビ科。腹甲の2番目が下で幅が広い。第二脚が鋏足で特化している。 第二脚のみが鋏、左側が長い。小さいのをアマエビ、大きいのをボタンエビと呼んでいるようだ。タラバエビ科は雄性先熟の性転換をする、だから食べるのはすべてメス。
茨藻蝦
モエビ科。第一脚も鋏。日本海の蝦、めったに出ない、食べる量が少ないが美味い。なんといっても格好がいい。
泥蝦、蝦蝦蛄
エビジャコ科。どろえび、トゲクロザコエビ、エビジャコ、ザコエビ、茶エビとも。
鎌のような第一脚が特徴、毛が苔みたいについてそれが泥に見えるのか、卵は緑色の中ぐらいの物。
クロザコエビ、胸横に刺がないクロザコエビの卵は青色。トゲクロザコエビの小さいものかもしれない。
手長蝦
淡水産のものはすべて川蝦といっているらしい。唐揚げで美味。霞ヶ浦で塩焼きの標本。雌の手はは触角よりも短い。
口脚類
蝦蛄
煮た色から石楠花、石花でシャクカ、これがなまったという。マリア幼生(シャコの幼生)はシラス干しに混じっているという。鎌の爪と柄が見事に折りたたまれて収納できるようになっている。
蔓脚類
藤壺
雌雄同体、蝦のようにうまい。ミネフジツボ、5cmを超える大きさ、値段も100g300円。ノープリウス幼生からキプリス幼生。
烏帽子貝
海で拾ったので、食べてはいない。